「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」感想

 「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」のBD・DVDが2月27日に販売開始されました。
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 私は、映画館で4回、限定版BDが来てから2回観てます。のんのんびよりは最高。ありがとう。
 語彙がなくなるくらい良かったので、感想を覚えているうちに残しておこうと思いました。

ネタバレばかりの感想会やっちゃうぞ!!!いいよね!!!いいよ!!!!!!

 ネタバレがいっぱいあるので、まだ観てない人は観てから見ることをお勧めします。まあ、ネタバレ気にしない方はどこが良かったか、これで知って観に行くのもいいかもしれませんね。

さあ、感想だ!!音楽面、映像面、シナリオ面あたりから書いていきます。

~音楽面~
 のんのんびよりと言えば、SE、BGMの使い方に妙があると思っていますが、今回もそれが光っていましたね。アニメ中でもよくある、BGMを使わず、虫の鳴く声、軽トラの音と言った音楽を使わず、環境音だけで表現するシーンが効果的に運用されているので、あるとこないところのメリハリがついてめっちゃ没入しやすいなーという印象です。
 BGM1個とっても最高なのに、使わない所でも魅せてくる音楽スタッフ。最高です。

 あと、沖縄へ行くことが決まった後のシーン早送り的なBGMも沖縄に映像が近づいたことで三線を入れてくるあたり、BGMとして完璧では??と思いました。

 OPのnano.RIPEさんは健在。れんちょんのにゃんぱすーからのOPは熱すぎますよ。後でシングル買います。鬼リピするしかねえ!!

 EDのZAQさん作詞作曲の「おもいで」はね…ほんと…もうね…今までのアニメシリーズのEDの歌詞を取り入れたりと、サービスでいろいろつけすぎて供給過多で死にますよって感じでした。ぜひアニメシリーズも観てほしい。いろいろ経験してきたというのを踏まえて聞くと泣けてきますね。

~映像面~
 前から思ってたことですが、情景の描写がめっちゃ丁寧で綺麗なところがのんのんびよりのいいところ。水の描写とかやべーなと思ってたところで沖縄の海ですよ。綺麗じゃないわけがない。沖縄の竹富島がたしか舞台なんですが、そこがちゃんと調査に行って、それに基づいて書かれているため綺麗of綺麗のぱーふぇくつって感じでした。

 夜光虫と星空の対比がめっちゃよかったですね。アングル的に星を映しながら、最後に海が光っているのが映されるとか、はーー、ここにエモの源泉かけ流しがあったんだみたいな気持ちでしたね。

 あとは、一番最初がれんちょんの家の玄関で始まり、終わりもれんちょんの家の玄関で終わる。そこには何も違いはなく、みんなを出迎えてくれてるんだよっていう感じもよかったわ。はーーーー。もっかいみたい。

~シナリオ面~
今回、1時間ちょっとしかないのにこんなもりだくさんなの?っていうくらい構成がうまかったですね。密な1時間でした。

 今回、シナリオ面というか心理描写の中でクローズアップされているのは、夏美とあおいちゃんの同級生同士なんですよね。

 普段、夏美の中では同級生っていないものだから、そこにシンパシーを感じてめっちゃ仲良くなるんだけど、別れというものがつらく感じているって話の流れですよね。

 最後のお別れの言葉もかけずに夏美は帰ろうとするんですが、そこで夏美を呼び止めるのは、れんちょん。

 実は、時系列的に、れんちょんはこの沖縄旅行の前に、別れの挨拶もできずに分かれてしまった子がいる話があるんですよね。その時と同じように感じ、夏美に対して、言葉はかけないものの目で訴えかけるれんちょん。最高すぎて何度見ても泣きます。

 さらに、れんちょんは沖縄に来て描きたい絵が3枚あるとなっていて、イルカの絵をかけなかったんですが、あおいちゃんとなっつんの仲良い絵を描くとか最高か…みたいな気持ちですね。

 頭の整理がつかないのでここらへんで。
 この劇場版のんのんびよりは、掘れば掘るほど、感情に訴えかけるような心理情景が繰り広げられているので、何度もリピートできますね。

オススメは、
1回目:なんとなく全体を見る
2回目:映像を中心に見る
3回目:登場人物の心理背景を見る
4回目:音楽を見る

くらいやるといろいろな面から楽しむことができましたのでオススメです。

みんなものんのんびより観ような!!

それでは。

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